医療現場の性質の違い

 医療現場で働きたいと考える看護師は多いものの、規模を見ても診療科を見てもピンからキリまであるのが事実です。どのような医療現場で働こうかと言う検討を始める前に、知っておくと良い豆知識があります。医療現場の性質によって職場の様子に大きな違いが生じてきているのが現状であり、医療現場に出た時にやるべき仕事にも差異が生じているのです。
 効率化によって、より手際良く患者への対応を行っていかなければならない状況が顕著なのが大病院であり、大病院ほど効率化の取り組みが進められてきました。その結果として、あまり時間を取られずに一定のレベルで仕事ができるようマニュアルが作成されている事が多く、均質化も進んでいます。しかし、それが問題として考えられるようになり、より個々の患者に合わせた個別対応が課題として浮上してきているのが現状です。
 一方、規模が小さい病院になると大病院ほどには現場が忙しくない事に加えて、効率化を進めるための投資を行う予算が確保しにくい状況が続いています。そのため、効率化は進んでいないものの、時間をかけて個々の患者に対応する診療の個別化は維持されています。このような状況があるため、医療現場の性質によって均質な医療の提供を行いながらも個別化を進めなければならないか、個別化が基本となっている状況で働くかと言う違いが生じているのです。看護師として医療に携わっていくなら、この違いは豆知識としておくと職場選びに役立つでしょう。